宮古上布の着物買取について

宮古丈夫は1583年に宮古島の稲石という女性が、台風で沈没しかけた船を救った功績から夫を間切頭主に任命した時の琉球国王尚永王に対し、感謝の気持ちを込めて細綾錆上布を献上したことから始まったといわれています。

 

宮古丈夫は沖縄県の宮古島の本麻織物で、昭和53年に国の重要文化財に指定されました。
通気性がよく丈夫で軽く色あせしないという特徴があり、自然の物以外だけを使用した織物で糸を作ることから織りや染色に至るまですべて手作業で作られているので一反を仕上げるのにも2か月以上を必要とし希少価値が高く、宮古丈夫で作られた布は高級織物といえ、その布でできた着物は高級着物です。

 

宮古丈夫はいくつもの工程を経て作られます。
まずは麻を作って刈り取りから始まるのですが、芽がでて30日から40日経ち1.5メートルほどに成長する頃の苧麻を根元から刈り取ります。
次に葉を落として表皮をむき水に付けてあく抜きをし、そのあと表皮の内側にアワビの貝殻を当てて外側の繊維以外の部分をはぎ取るとブーといわれる線維が残ります。
そのブーを乾燥させて細く裂いて績ぎ、糸車でよりをかけて整えて糸を作ります。

 

そして着物の製図を行い制作に取り掛かるのですが、たて絣とよこ絣を別々に作っていき後で合わせて織っていくことになります。
どちらもまずは糸を漂白して繰りなおし整経し、糊付けして図案を見ながら手が締め機で絣模様を織って締めていきます。
それを染色して絣解きと水洗いし、また繰りなおし絣合わせや絣分けなどを行います。
その後よこ絣は管まきをするのですが、縦絣の場合はさらに仮筬通しと巻きとりを繰り返して筬通しをします。
そのあと、織り機で模様を合わせながら織っていき、洗濯加工と砧うちをし、検査して完了です。

 

これだけの行程を経て宮古丈夫の布ができ、それから着物を縫い上げていくという作業になるので、とても時間と手間がかかっているため、国の重要文化財に指定されるほどの高級品となるのです。

 

もしこの宮古丈夫の着物を持っていて、もう着ることがないなら、いつまでもタンスの中に眠らせておくのではなく着物買い取りで査定をしてもらうことが勧められます。
希少価値が高く重要文化財ともなっているので高額査定となる可能性が高いです。
多種多様ある着物の中でも上布は高い価値のあるものとされていて、その中でも宮古丈夫は越後上布や能登上布などとともに有名で「東の越後・西の宮古」と呼ばれるほど最上級の織物として買取店でも取り扱われています。
宮古丈夫を作る4人の伝統工芸士が今は亡くなっているのでさらに希少価値のある織物となり、買取相場も高値となっています。

 

しかしいくら起床で高価な宮古丈夫であっても状態が良くないと高額査定をしてもらうことができません。
宮古丈夫は仕立て前に必ず湯通しがされているのですが、着用した際には軽く霧吹きをしてよくしわを伸ばしておくことが重要です。
このように丁寧に保存された宮古丈夫なら高額査定の可能性が高いのですが、シミや虫食いが広範囲になる場合はどうしても価値が下がってしまいます。

 

少しでも高額査定を望む場合は、不要になったと思った時点でできるだけ早く買い取り店で査定をしてもらうようにします。
また宮古丈夫など伝統工芸品を多く取り扱っている買取店を選ぶようにすることで査定額も変わってくるので複数の買取業者で査定をしてもらい、宮古丈夫などの高級な伝統工芸品の価値をしっかりと見極めてもらえるところに買い取ってもらうようにするとよいでしょう。
さらに購入の際に付属していて宮古丈夫であることを証明する証紙などが残っていれば一緒に持っていくことで高額な査定が期待できるのです。