京友禅の着物買取について

京友禅は、三大友禅の中で最も豪華な着物で高級着物として高額査定での買取が期待できます。

 

京友禅は三大友禅のひとつで、京友禅の他に加賀友禅と東京(江戸)友禅が最も有名です。
友禅は元禄時代に京都で活躍した扇絵師の宮崎友禅斎によって考案された伝統的な染織技法で、友禅染と言われることもあります。
特に京友禅は京都の伝統工芸品のひとつでもあり、貴族や公家が住んだ京都らしく遠目に見ても豪華な模様や、華やかな彩が多く、金箔や刺繍などが施されています。
京友禅といえばぼかし手法が特徴的で、このぼかし手法は中が濃く外に向かって行くほど薄くぼかした花を描きます。
刺繍が立体的で芸術的な着物は見る人を魅了するものです。

 

京友禅だけではなく、加賀友禅や東京友禅なども考案したと言われる宮崎友禅斎は、現代でいるとデザイナーで、友禅ブランドの創始者と考えられます。
人物については未だに解明されていない部分が多いのですが、井原西鶴の好色一代記には京都で人気の扇絵師として登場もしています。
宮崎友禅斎は小袖に四季の草花を描いたのが初めで、写真のように華やかな絵に人々は大騒ぎしたそうで、糊を使うことも特徴的で、染料のにじみを防いで美しい絵を描きました。
本友禅とも言われる京友禅はそこから広く世の中に知られるようになっていきます。

 

京友禅の特徴というと華やかな金箔と美しい刺繍での装飾、遠くからでも分かる大胆な模様です。
完成するまでは、少なくとも17以上の過程があり、分業制で作業が行われました。全ての過程を仕切るのは染匠で、染匠によってどのような仕上がりにするか依頼主と綿密にカウンセリングを行います。
依頼主と職人の間を取り持つ役割もあるので、経験と確かな感覚が必要になります。

 

京友禅には2つに大きく分けることができます。
合成染料が作られてから作られた型友禅と価値が高いと言われる手描友禅です。
型友禅は、型紙を切り取り、何度も繰り返し使用して染める方法で、職人が1枚ずつ染められるため、量産型と言われていますが、高い技術がなければ難しい作業でもあります。
価値がさらに高いものは手描きで描く手描友禅です。
紙に下絵を描き、白生地へ描いていきます。
下絵を糸目糊を使ってなぞり、染料がにじむのを防ぐ江戸時代からの手法で、世界にひとつの着物を作ることが可能になります。

 

京友禅の特徴的な染織は隣り合う模様に色が移らないように糊を引いて色を置く作業で、染色も全て手描きによって製作されるため、着物ひとつ作るのに大変な時間が必要になります。
型友禅ができたため、染織が簡略化されて生産性が上がって全国に広まりやすくなりました。
柄や色には草花などの植物が使われることが多く、朱系や黄色などを使った鮮やかな色使いが特徴的で、仕上げには金銀箔を使った刺繍を施してさらに鮮やかな仕上がりになります。
加賀友禅などには金銀箔を施すことはないので、京友禅ならではの華やかさと言えます。

 

京友禅を高額査定してもらうためには、汚れや傷などがないことの他に証紙が必要になります。
証紙があることで本物であることを証明することができ、より高額査定になる可能性が高くなります。
人間国宝が描いたものや、有名作家のものであれば買取額はさらに高くなるため、京友禅の買取業者は目利きのいる着物買取業者か専門店を利用することが大切なことです。
ネットオークションなどで中古の京友禅であっても最高値が22万円と高値で、有名作家の手による京友禅は高値で売ることができますが、京友禅は様々な作家が手掛けているため、本当の価値は着物に精通しているプロにしかわからないものです。
京友禅の買取を考える場合には、プロの専門の目利きがいる買取専門に鑑定してもらうことが必要で、査定自体は殆どのところで無料なので、京友禅の価値にあった査定額に納得した場合に売ることを検討するのが良い方法です。