大島紬の着物買取について

日本は、各地方で様々な着物が作られていた時代がありますが、現代のように洋服を大量生産する時代においても当時の服は高く評価されています。
その中でも注目されているのが鹿児島県の奄美大島でつくられている大島紬になります。
これは、手で紡いだ絣糸を丁寧に織り込んでいき、その糸自体は植物で煮出した液につけることで鮮やかな色合いを出すことができました。
そのカラフルさが、古くからの人気の秘密とも言えます。

 

色によって名前が若干変わっていき、白い色を出す大島紬のことを白大島、茶色い色で染めた生地のことを茶大島などと呼んでいます。
それ以外にも、泥染めと呼ばれる色をつけ方もあり、それぞれが特徴的で現在でもなお高級着物として人気を誇っているわけです。
基本的に新品で購入する場合には、それなりの値段がつきますが時代によって価値が左右されにくい傾向があります。
なぜなら、全国で生産することができないからです。つまり、奄美大島の一点においてしか生産できず量産することは不可能です。
しかも一つずつ手作りで仕上げているため、需要に対して供給量が限られてきます。
需要と供給の関係から考えても、いくら需要が増えたとしても供給量に限界がありますので一定以上の価値が認められるわけです。

 

この大島紬を所有しており買取業者に販売する場合には、高額査定が狙えるか問題になりますがこれは業者と着物の状態によって異なってきます。
基本的に高級着物になりますので高額査定が狙える範囲ですが、業者によっては適切に判断ができないところもあるため、業者選びが重要になるでしょう。
そのポイントの一つは、しっかりとした鑑定士がいることになります。
着物以外でもさまざまなものを買い取ってくれる大手の業者などはマニュアルがありパソコンで調べてどれぐらいの金額になるかを判断しています。
そうしなければ、大量の商品を短時間で査定することができないからです。
ですがその反面、一つの商品の個性まで見ることができないため、適切な査定ができないことが考えられます。

 

そこで、着物を専門的に扱っている業者に依頼すると適切な査定額を出すことができるでしょう。
相場に関しては、新品で全く汚れていないか穴が開いていないもので3万円ほどになることも珍しくありません。
ただ、一度でも着てしまうと値段が新品の時の5割ぐらいに落ちてしまうことがありますので注意をしなければなりません。
なぜなら、着物を欲しがる人のほとんどは、未使用品を欲しがるからです。

 

可能なかぎり高い金額で売却したい場合には、有名職人が作ったものを売却することが必要になるでしょう。
大島紬といっても様々な人が作っており、全く無名の人が作ったものもあれば有名な職人が作ったものも存在します。
これらは通常の大手の買い取り、商品を幅広く扱っている場所だとどちらも同じ金額に評価される可能性が高いですが、専門店に行けばその違いは歴然としており適正な金額をつけてくれる可能性が高いでしょう。

 

もし、金額を少しでも高くしたいならば、汚れなどをつけないことが重要になります。たとえ未使用品であっても、押し入れの中に長年しまっておき色が褪せてしまったり汚れが付いてしまった場合には安い金額でしか買い取ってくれない可能性があります。
修正するにしても本場の着物の場合は素人ではできませんので、その分価値が下がると考えておけば間違いありません。
それ以外でも、破れてしまっている場合や虫に食われてしまっているところがある場合でも大幅に安くなってしまう恐れがあるでしょう。

 

ちなみに本物の大島紬には証紙と呼ばれるものがつけられていますので、鑑定係の人はそれをもとにして正確な金額を鑑定していくことになります。