志村ふくみの着物買取について

最近、「和」の良さが見直される中で着物生活に興味を持つ若い方も多くなりました。
せっかくなら良い品を着たいけれど、金額面では少し抑えて欲しいとなると重宝されるのがリサイクル品、もしもご自宅のタンスの中に眠っているお着物があれば出品してみませんか。

 

特に人気が高いのが志村ふくみさんの着物、作家物はファンも多く付いているのです。

 

志村ふくみさんは1924年・大正13年生まれの染織家です。31歳のときに母である小野豊の指導の元で植物染織・紬糸をつかった織物を始めて、いまや人間国宝・重要無形文化財保持者の地位まで上り詰めました。
その他にも、文化功労賞や第30回の京都賞・文化勲章など数々の名誉ある賞を受賞、京都市名誉市民ともなったのです。

 

ちなみに随筆家としても有名で、「一色一生・語りかける花・ちょう、はたり」などの著書を持ちます。
「織と文・つむぎおり」といった作品集もあります。
2013年には娘洋子と孫の昌司とともに芸術学校アルスシムラを開校しています。

 

90歳を越えて今もご存命、まだまだ現役でさまざまな作品を作り出しています。
藍や紅花・緑といった自然の色合いがそのまま活かされた力強く美しいその着物は、結婚式に参列する際に・お茶会・観劇など改まった場面で生える高級着物です。
たとえ中古の品であっても需要はとても高いため、タンスの肥やしとしているのはもったいないことです。
高額査定が期待できるでしょう。
さすがは植物染織や紬糸からこの世界に入っただけあり、まずは意図を紡いで自然染料で染めるところから彼女の着物作りは始まります。
最終的に織り上げる過程まですべてを自身でこなしているため、市場に出回っている数はとても少なく、市場活はとても高いのです。
すべてにこだわっているからこそ、彼女だけの持つ独特の味や上品さが生まれるのです。

 

たとえば呉服店や百貨店にて彼女の作った絵羽付け訪問着・振袖を買うとなると50万から200万円が相場となります。
更に高く500万円以上という品だって存在します。
買取店で売るとしたら抗乳児の10分の1程度までは下がりますが、それでも5万から20万以上、十分良いお値段なのです。

 

ただし、これだけのお値段を付けてくれるのは志村ふくみの作品の良さを知っている査定員だからこそです。
家の近所の普通のリサイクルショップに持っていった場合には普通の一般的な着物と同じ値段で、すなわち二束三文で売られてしまうことに、もったいないので絶対に止めましょう。
価値判断に長けている熟練の査定員のいるお店を選んで持って行ってください。
楽なのはインターネットを利用しての方法ですが、それだと安定した値段が期待できないというデメリットが、宅配買取・訪問買取をしてくれているところも多いので、わざわざ持って行かずとも十分です。
とりあえずいくつかの店で査定だけしてもらって相場を調べるのも良いかもしれません。

 

志村ふくみさんの作品には帯もあり、こちらだけでもそれなりの金額は付きます。
人間国宝として今も活躍する志村さん、ですが機織りはシングルマザーとして子供を育てるためにゼロからのスタートで飛び込んだ世界だったのです。
今以上に大変だったであろうシングルマザーの地位、相当の覚悟のもとで作られた作品だからこそ人々の心を打つのでしょう。
「心を込めてつくったものが、美しくなるのです」という言葉も残していますが、染織に半世紀以上を捧げ、情を込めて作った作品たちを世の中に出して、更に多くの人を魅了させてやってください。
志村ふくみさん自身まだまだ現役で頑張っていることからも、新しいものの方が比較的高く売れる傾向にあるようです。